Dusit セントラルパークで話題のデュシタニ パブリック社の経営陣に大幅な変更。どうなる骨肉の争い!

先日本誌でいち早くお伝えした通り、「デュシット セントラルパーク」開業で話題のデュシタニ社で、国肉の争いが勃発しています。
9月26日には臨時株主総会で解任されるのでは?と言われている創業者の息子チャニン氏の周辺で動きがあったようです。

タイ・デュシタニ創業家で骨肉の争い勃発! 長男チャニン氏の取締役解任審議、二人の姉が画策した?!

9月12日、デュシタニ パブリック カンパニーリミテッドは、経営陣の大きな人事変更を発表しました。

グループ最高経営責任者(CEO) スパジー・スッタムパン氏(ศุภจี สุธรรมพันธุ์)が辞任し、後任としてチャニン・ドナワニック氏が即日就任しました。

取締役会の決議

・スパジー氏の辞任

取締役およびグループCEOの両職を辞任。理由は「全力を要する他の職務への専念」と説明。

・新CEOの就任

チャニン・ドナワニック氏が新グループCEOに就任。

8月27日の記者会見では「不当な乗っ取りからデュシタニを守る」と発言していた創業者の長男。

・取締役会の再編

パカワット・コウィッワタナポーン氏が取締役に新任。
ソムプラソン・ブーンヤチャイ氏が独立取締役に就任 ※ヌアンパン・ラムサム氏(マダム・ぺーン)の後任。

・署名権限の変更

新体制を反映し、署名権は

「チャニン・ドナワニック氏、シニー・ティエンプラシッディ氏、パカワット・コウィッワタナポーン氏」

の3名のうち2名が共同で行使する形に変更。

これらの決定は、すべて2025年9月12日付で即時発効されました。

 

背景にある創業家の権力闘争

・デュシタニは76年の歴史を持つホテル王国ですが、創業家一族の激しい対立に揺れています。
・9月26日には臨時株主総会が予定されており、新CEOチャニン氏が取締役から解任される可能性も。
・チャニン氏(創業者チャナット・ピヤウィ夫人の息子)は、2人の姉が「不当な乗っ取り」を企てていると主張。

スパジー氏の新たな役割、商務大臣へ

・辞任の背景は、アヌティン首相からの要請を受け、新内閣の商務大臣に就任するため。(内紛とは無関係?)
・9月12日の会見で、物価高やマクロ経済問題への迅速な対応を最優先課題と表明。
・選挙までのわずか4か月間で成果を上げる方針を強調。

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