タイ教育省、スリン県の国境付近の学校を一時閉鎖。タイ・カンボジア軍事衝突を受け避難体制強化。

７月24日午前10時30分、タイの教育大臣ナルモン氏は、タイ・カンボジア国境付近（スリン県パノムドンラック郡、タームアントム遺跡近郊）で発生した武力衝突を受けて、周辺地域の全ての学校を一時的に閉鎖するよう命じたと発表しました。

教育相は、状況が学生や教育関係者の安全に深刻な影響を及ぼすと判断し、教育基本委員会（OBEC）に対して事態の綿密な監視と国防当局との連携を指示しました。

また、学生・教職員の安全確保を最優先に、一時避難措置を取る必要があると強調しました。

教育現場での対応

・防空壕や安全避難場所の準備
・必要に応じて生徒と家族向けの臨時避難センターの設置
・国境周辺の学校に対して組織的な危機対応計画を徹底するよう指示

ナルモン大臣は次のように述べています。

「国境地域の学校には、危機対応計画を整備し、特に避難場所や防空壕を確保するよう指導しています。必要な場合は、家族ごと受け入れられる臨時避難センターも開設します。」

今後の見通し

教育省は今後も国防当局と連携しながら状況を継続的に評価し、事態が沈静化すれば学校を再開する方針です。
授業や学習活動に長期的な影響が出ないよう最大限配慮するとしています。