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「今すぐカンボジア人狩りを止めよ!」タイの政治学者が2003年の悪夢とならぬよう警鐘。
- 2025/7/24
- タイローカルニュース

7月24日、タイの著名な独立系政治学者 パウィン 氏は、自身のFacebookでタイとカンボジアの国境衝突に関連し、タイ国内でカンボジア人を排除・攻撃する動きが出始めていることを強く非難しています。
同氏「以前、カンボジア人がタイ大使館を焼き討ちしたとき、彼らの“愛国者”たちはそれだけにとどまらず、タイの民間企業の財産を破壊し、タイ人を襲撃しました。
タイ人が経営するホテルは何軒も焼かれ、彼らはホテルの全ての部屋のドアを蹴破って、“タイ人がいるか”を探し出そうとした。私の友人の多くは攻撃され、何人かはベッドの下やクローゼットの中に隠れて命を守った。私自身は外国人向けのホテルに泊まっていたので運良く無事だったが、現場は恐怖で満ちていた。
空港へ逃げようとしたが、道路は大渋滞。カンボジア人の“愛国者”たちが木の棒を持ち、1台1台車を調べ、タイ人が乗っていないか確認していた。私は「シンガポール人だ」と嘘をついて、なんとかその場を切り抜けた。
今、タイで同じ過ちが繰り返されようとしている
「タイの“愛国者”が2003年のカンボジア人のような行動を真似ようとしている」
合法・非合法を問わず、タイ国内のカンボジア人労働者を攻撃しようとする運動が始まりつつあることに対し、強く警鐘を鳴らしました。
「当時、私は“自分がタイ人であることが罪なのか?”と自問した。
そして今日、タイに住むカンボジア人もまた“自分がカンボジア人であることが罪なのか?”と問うているに違いない」
最後に
「このゲームは残酷で野蛮だ。
もしタイでカンボジア人を攻撃すれば、カンボジアにいるタイ人やその財産が報復の標的になる。
カンボジア政府がそれを止められる保証はない。
だから、悪い前例を模倣するのではなく、理性と人間性を保つべきだ」