タイホテル協会、観光庁に不満爆発!「タイ旅行半額支援」政策不備だらけ。タイ貢献党の政治素人ぶりが明らかに。

7月9日、タイホテル協会(THA)の会長は、観光庁(TAT)と行ったオンライン会議後に、「タイ旅行半額補助プロジェクト」(เที่ยวไทยคนละครึ่ง)の運用に関する深刻な問題を指摘し、対応の遅れや混乱を批判しました。

宿泊価格設定ミスと修正困難

7月1日から開始された本プロジェクトで、以下のような不具合が発生しています。

・ホテル側は最低・最高価格を想定して登録したものの、システム上最高価格が表示され固定されてしまった。
・多くの宿泊者から「価格が高すぎる」と苦情が寄せられた。
・TATは7月10〜11日に価格修正が可能になると説明したが、開始時間や締切が不明瞭で、再度の会議が必要とされる見込み。

曜日判定の認識ズレ

・平日/休日の定義にズレがある。
TAT:月〜金を平日と設定
多くのホテル:月〜木を平日、金土日は休日と認識

・システム側で修正ができないとされ、現場と合っていない点も混乱の原因。

地域・権利数・利用条件も不明確

メイン都市は「3泊まで」、地方都市は「2泊まで」などの制限があるが、明確な案内が旅行者側になされていない。
TATは「ホテル側が旅行者に説明してほしい」と述べたが、ホテル協会は「それはTATの責任であり、現場に丸投げすべきではない」と批判しています。

銀行・登録の不備

・当初、金融機関に関する説明がなかったが、途中で「すべての取引はクルンタイ銀行経由に限定」と通達。
・他銀行を通すと政府の補助金を受け取れない可能性があるため、事業者に混乱と損害が生じている。
・また、同一納税番号では1事業所しか登録不可となり、ホテル内のレストランやスパが使えない例が多発。

登録手続きの煩雑さと不透明さ

・登録後、TATの確認が完了しても、クルンタイ銀行の再審査を待つ必要がある。
・不備がある場合でも、何を修正すべきか明記されないため、登録期限(7月31日)に間に合わない可能性がある。

ホテル協会会長は、「本来ならTATのチームとホテル協会幹部が事前に少人数で協議すべきだった」と指摘します。

今回はいきなり数千の事業者を交えた大規模な会議となり、肝心な疑問が解消されないまま終わったと語っています。

「前回の“旅行半額プロジェクト”では、クルンタイ銀行が事業者と10回以上の協議を行い、問題点を修正・検証してから開始したが、今回は準備も対話も不足していた」と、強い不満を表明しました。

タイ貢献党が「政治素人」であることが、如実に表れたもっともなケースとなりました。

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