ラマ3高速道路橋桁崩落、原因は人為的ミスと結論。施工業者イタリアン-タイに損害賠償請求。

3月15日に発生した「ラマ3-ダオカノン-バンコク外環状道路」高速建設プロジェクトにおける橋桁の崩落事故について、調査委員会の報告がまとまったと報道がタイメディアによって伝えられています。

調査結果の概要

・原因は設計ミスではなく、施工段階における人的ミス(ヒューマンエラー)
・設計と建設手順は技術基準に沿って適切に行われていた
・事故は回避可能な過失であり、明らかに人為的な作業ミスと判断
・主要な責任は施工業者にあるとされ、コンサルタント会社も一部責任を負う

このため、タイ高速道路公社(EXAT)は、今週中にもスリヤ副首相兼運輸大臣に対して報告書を提出予定とのことです。

また、EXATはこの件について警察に民事および刑事の両面での訴追を求めており、損害賠償請求の準備も進めています。

財務的損害と責任追及

事故の影響で、ダオカノン料金所が3月15日から20日までの5日間閉鎖され、1日あたり約100万バーツの損失が発生しました。
EXATはこの損害についても施工業者とコンサルタント会社に対し連帯して賠償を請求する方針で、現在は負担割合の検討中です。

施工業者は、あの悪名高いITD(イタリアンタイ・ディベロップメント社)とVCB(ウィチットパン・コンストラクション社)のジョイントベンチャーです。

 

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