根付かない防災意識。プーケットの津波警報機が放置状態。からの撤去に抗議するも…。

3月28日の地震の影響でタイの防災意識が高まると良いのですが、早くも忘れ去られそうです。

プーケット選出の国会議員ティティカーン氏は、津波警報塔の現状について関係機関に明確な説明を求めました。
同氏は「一分一秒が市民の安全に関わる」と強調しています。

国民党の代表であるティティカーン氏は、タラン地区にある2つの警報塔について懸念を示しています。
問題だと指摘されている塔は、マイカオビーチに設置されていた「WH09」と、バンタオビーチ沿いの「WH10」です。

ティティカーン氏が実施した調査によると、「WH09」はすでに撤去され、「WH10」はホテルの施設の一部として組み込まれていることが判明しています。

また、彼はデジタル経済社会省(旧情報通信技術省)に対し、これらの警報塔が設置されていた土地の所有権についても質問しました。
その土地が政府のものであるのか、それとも民間所有なのかについての明確な説明を求めています。

国会で2度にわたり問題を提起

ティティカーン氏は、国会でこの問題を2度にわたり提起し、警報塔の適切な管理と維持の必要性を強調してきました。
同氏は、これらの塔が公の説明もなく撤去されたと主張し、その不在を示す写真を提示しています。
その後、3月31日にはプーケット県知事が記者会見を開き、警報塔をパンガー県タイムアン地区に移設する計画を発表しました。

しかし、ティティカーン氏はこの移設計画に懸念を示し、タラン地区の警報塔をわずか2基に減らすのは不十分だと主張しています。
彼は、特にレパンビーチ~バンタオビーチは住民や観光客が多く、ホテルも集中しているため、「WH09」と「WH10」を現地に残すべきだと訴えました。
その代わりに、新たな警報塔をタイムアンビーチに設置することを提案しています。

関係機関に公的な説明を要求

また、ティティカーン氏は、関係機関が市民と積極的に対話し、不安を解消するよう求めています。
さらに、プーケット防災・減災事務所に対し、移設計画を公式なチャンネルを通じて明確に発表するよう提言しました。

アンダマン海の津波ブイ未設置にも言及

さらに、ティティカーン氏はアンダマン海に設置されるはずの津波ブイが未だに設置されていないことを指摘し、警報塔や海上送信機の不足による津波リスクの増大を懸念しています。
そして、失われた警報塔の早急な復旧を求めました。

「災害はいつ発生するか分かりません。一分一秒が市民の安全に関わるのです」と彼は警鐘を鳴らしています。

スマトラ地震により、あれだけ津波の被害にあったタイですが、もうすでに人々の記憶の彼方のさらに向こう側へいってしまったようです。

あの津波から20周年。12月26日の大惨事で数十万人の命が! でも当のタイ人はあまり関心がないご様子…。

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