タイ・プリビレッジカード社、圧倒的に安価な新DTVビザに懸念。1万バーツと65万バーツ!

タイ・プリビレッジカード社(Thailand Privilege Card Co Ltd)は、政府に対し、同社の会員向け特典の強化を要請しました。
これは、新たに導入される「デスティネーション・タイランド・ビザ(DTVビザ)」が、既存の特典会員を奪う可能性があると主張しています。

タイ・プリビレッジカード社社長のマナテー・アンナワット氏(มนาเทศ อันนวัฒน์)はこのように述べています。

・DTVビザは、最も安価な「ブロンズ会員」よりもはるかに安価であり、同様の特典を提供している。
・政府がプリビレッジカードの特典を強化しなければ、外国人はDTVビザを選ぶ可能性が高い。

◆料金の比較

・DTVビザ:5年間の滞在許可で 10,000バーツ
・プリビレッジカード(ブロンズ): 650,000バーツ

◆DTVビザの特典
180日間の滞在(延長でさらに180日)
5年間有効
90日ごとの入国管理局への報告義務

◆プリビレッジカード(ブロンズ)の特典
5年間滞在可能
90日ごとの報告義務なし

DTVビザの価格は圧倒的に安く、同じ5年間の滞在が可能なため、プリビレッジカードの販売に大きな影響を与えると同氏は主張しています。

◆プリビレッジカードの現状と懸念

・現在の会員数:37,600人(うち2,500人は終身会員)
・会員種別:ブロンズ、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド、リザーブ
・会員の72%がアクティブ利用者
・年間の総消費額:約14億バーツ
・平均訪問回数:年3回
・年間滞在日数:約300日

●政府への提案

DTVビザの利用制限を導入
・すでに180日間滞在した外国人は、DTVビザを申請できないようにする。

ビザ制度の一元管理
新しいビザが既存のビザ制度に悪影響を及ぼさないよう、専門の管理機関を設立する。

マナテー氏は、政府がデジタルノマドなど新たな外国人層を誘致しようとしている意図は理解しつつも、DTVビザがプリビレッジカードの価値を損なわないよう調整が必要だと強調しています。

そうなりますよね。
DTVビザを企画した人は、プリビレッジの存在を知らなかったのではないでしょうか。
タイ人には不要なサービスなので、知らない人がほとんどですから。

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