タイ政府、PM2.5対策で7日間の公共交通無料化を実施も、その効果に疑問の声。

本誌でも、徹頭徹尾この対策には、「疑問符」を付けて報じてきましたが、普通に疑問しか湧きませんよね?
なにやってんの?って。

タイ政府はPM2.5による大気汚染対策として、1月25日から7日間、公共バスや鉄道を無料で利用できる施策を開始しました。
この取り組みには、1億4000万バーツの血税がつかわれます。

専門家からの批判

チュラロンコン大学理学部のジェサダー准教授は、この施策は汚染削減に効果を発揮しないだろうと批判しました。
同教授によりますと、車を利用する人々は公共交通費が高いからではなく、利便性を求めて車を選んでいるため、無料化による車の利用削減にはつながりにくいと主張しています。

「この施策で恩恵を受けるのは、既存の公共交通利用者とサービス提供者であり、大気の質ではありません」とジェサダー教授は述べています。

また、彼は予算を学校向けの空気清浄機購入に充てることで、子どもたちへの大気汚染の健康被害を直接的に軽減するよう提案しています。

一方、ネットユーザーからは無料電車の混雑が報告されています。
普段公共交通を利用しない高齢者や家族連れなどが無料化を利用しようと殺到し、混雑が通常以上に悪化しているとの声もあります。
また、交通渋滞は依然として解消されず、汚染も改善していないとの指摘が多く見られます。

 

普段外に出てこない人まで、この機会にと外出を駆り立て、汚染空気にさらしてしまったということですね。
ほんと、税金使って何やっての?

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