バンコク・ラチャダー地区で久々の大取引。「110億バーツ」土地売却に中国人投資家が関心。
- 2024/11/13
- バンコクとその近郊
有名な実業家が「110億バーツ」でラチャダー地区の土地を売却を決定。
長年放置されていた土地に、ホテル開発のため中国人投資家が関心を示す。
ラチャダーピセーク通りに面し、地下鉄オレンジライン(文化センター駅~ミンブリー駅)沿線の19ライ以上の土地に「緊急売却」の看板が掲げられました。
この土地は28ライのうちの8ライが、保険業界大手「AIAタイランド」に35億バーツ(1ワーあたり110万バーツ)で売却され、2021年に同エリア内での最高額を記録しました。
今回売却が予定されているのは残りの19ライ以上の土地で、1平方ワーあたり150万バーツ、総額約1万1千億バーツとなりますが、価格は交渉可能とされています。
看板掲示から数日で、多くの関心が寄せられ、特に中国人投資家がホテル開発目的で購入を検討していると伝えられています。
以前、土地所有者のサティット氏は、この28ライの土地を個人的な土地資産として保持し、残りの20ライはホテルやコンドミニアムを含む複合施設開発を計画していましたが、現在の状況を鑑みて一時的に投資を見送ると述べていました。
しかし、興味を持つ買い手がいる場合は売却する意向も示していました。
不動産会社コリアーズ・インターナショナル・タイランドの調査部門によれば、ラチャダーピセーク通り沿いでは過去3年間土地取引が行われておらず、今回の19ライの売り出しは、このエリアでの大型取引であり、AIAの隣接地よりも高額な価格設定となっています。