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セター首相「大麻を非合法化、覚せい剤を1錠でも犯罪に」目指すばかりで実行伴わず。
- 2024/5/9
- タイローカルニュース
おしゃべりはもういいので、実行してください。
タイのセター首相は5月8日、2年前に合法化した大麻により、子供までが大麻に汚染されるようになり犯罪が増加したとの声が高まる中、再び大麻を非合法化したいと発言しました。
タイ首相は、公衆衛生省に対し、麻薬リストを修正して大麻を再び含め、医療目的のみに使用を許可する新たな規則を制定するよう要請したと書いた。
また地方当局に対し、違法麻薬取引に関連した犯罪行為の取り締まりを強化するよう命令し、90日以内に進展を見るよう要求しています。
2022年に大麻が非犯罪化された後、当初は医療用途にのみ許可されると言われていましたが、実際には法整備は全く行われず取り締まりを行うことができませんでした。
これは国民の反発と、犯罪者の悪用などを引き起こしました。
マリファナの非犯罪化は、アヌティン大臣(当時)のブムジャイタイ党が主導し、農民たちに大麻が新たな換金作物になると約束していました。
しかしその後の2023年の選挙では、ブムジャイタイを含むすべての主要政党が、大麻を医療用とにのみ制限すると約束していました。
しかし実際は、元タイ貢献党の党首でもあるチョラナーン元公衆衛生大臣は、大麻を規制するどころか、覚せい剤成分であるメタンフェタミンまでも5錠までは犯罪としないと約定し、罷免直前にコカインやアヘンまで許可していきました。(一応の制限あり)
セター首相は同日、チョラナーン元大臣が定めたメタンフェタミン5錠までの非犯罪化法案を廃止し、たとえ1錠の所持でも犯罪とすることを望んでいると発言しています。
はてさて、方々から言われ続けて早2年。
規制はされるのでしょうか、されないのでしょうか。
口を開くのはもういいので、実行してください。