タイも震撼! 日本が生んだ偉大な漫画家・鳥山明の訃報に全泰が涙! 同氏の作品はタイ語版があり多くのタイ人に人気。

日本が生んだ偉大な漫画家、鳥山明の死は、海の向こうタイにも衝撃を与えました。
現地の報道をご紹介しましょう。

「ドラゴンボール」シリーズの作者としてよく知られる日本の漫画・アニメ界の記念碑的人物、鳥山明氏が3月1日に急性硬膜下血腫のため死去したと出版社3月8日金曜日に発表しました。 同氏は、68歳でした。

鳥山氏は「ドラゴンボール」シリーズで世界を魅了し、日本の漫画やアニメの国際的な人気を高めただけでなく、彼の想像力から生まれたユニークで愛らしい漫画やゲームのキャラクターを数多く生み出しました。

同氏の名前が世に広く知れ渡った最初の作品は「Dr.スランプ」でした。
鳥山作品は、1980年に週刊漫画誌で連載が始まった超強力美少女ロボット・アラレちゃんを主人公とした『Dr.スランプ』を皮切りに、アニメ化も成功し、さまざまなグッズが発売されました。

1984年に発表された「ドラゴンボール」は、主人公の悟空の冒険と敵との爆発的で超自然的な戦いを描いたもので、世界的な成功を収め、マンガは2億6,000万部以上売れ、アニメシリーズ、映画、ビデオ、ゲーム、おもちゃなどのシリーズが誕生しました。

鳥山氏は愛知県生まれで、1978年に漫画『ワンダーアイランド』シリーズでデビューし、1980年より週刊少年ジャンプにて『スランプ』シリーズを連載。
また、ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクターデザイナーとしても活躍しました。

鳥山氏は2000年、ゲーム『ドラゴンクエストVII』のキャラクター デザインへの貢献により、文化庁メディア芸術祭インタラクティブ デジタル アート部門の大賞を受賞しています。
2006年、『ドラゴンボール』は同芸術祭の日本マンガ部門で 100 点中 3 位にランクされています。

鳥山作品は「国境を越え、世界中で読まれ、愛された」とドラゴンボールの出版元である集英社は声明で述べました。
「彼の生み出した魅力的なキャラクターと圧倒的なデザインセンスは多くの漫画家やクリエイターに多大な影響を与えた」。

鳥山氏は生前、短編アニメ「SAND LAND」など他のプロジェクトに取り組んでおり、今月末に大手ストリーミングサービスで配信が開始される予定でした。

鳥山先生の突然の訃報は、漫画家仲間やファンを同様に深く悲しませました。

「ウイングマン」や「電影少女」の漫画家、桂正和氏は、鳥山氏と約40年来の知り合いであると述べ、「心底辛い」と語りファンをさらに涙させました。

「鳥山氏は、私にとって偉大な漫画家というよりも友人でした」
「もう彼と電話でくだらないことについて話すことができないのはとても残念です。」

日本政府報道官の林芳正氏は、著者が「さまざまなメディアに大きな足跡を残した」と称賛しました。

官房長官は記者会見で「日本文化の普及に極めて重要な役割を果たした」とコメントをよせています。

バンダイナムコホールディングスは、ビデオゲームや玩具を含むドラゴンボール関連商品の売上高が、2023年3月期に前年比169億円増の1445億円(9億8000万ドル)になったと発表しました。

同社は、鳥山氏の漫画シリーズ「SAND LAND」を原作としたゲームの4月リリースに先立って金曜日に明らかになった鳥山の死に対し、衝撃と深い悲しみを表明しています。

鳥山のキャラクターは、次世代のクリエイターたちにもインスピレーションを与え続けています。

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