タイ南部、数十年規模の豪雨により水害発生。多くの人が屋上に避難。

タイの首都バンコクは雨が降らず大気汚染に悩まされていますが、南部では大雨で大洪水に見舞われています。

ナラティワート県はここ数十年で最も激しい豪雨に見舞われ、12月25日の1日の降水量はラゲ地区で631ミリ、ルーソ地区で447ミリと測定されています。

現在、県内の13地区すべてが浸水しており、水位は今も着実に増水していると伝えられています。
強い流れのせいで外に出られず、多くの人が家の屋上や2階で避難を待っています。

当局は洪水被害者を助けるために全力を尽くしているものの、強力なボートの不足により避難活動が妨げられています。
電動ディンギーに乗った準軍事レンジャーが、洪水被害者とその家畜を避難させるために派遣されています。

また、ナラティワート県スンガイコロク行きの列車14本すべてがヤラー県で停車しており、同地域の線路のいくつかの区間が水没して通行不能となっていると報じられています。

実際に犠牲者も出ています。
ルーソ地区で4人が行方不明になったとSNSで報告されており、当局が捜査を進めています。

ラゲ地区の村民は、48時間にわたる豪雨の後、月曜日以来自宅が約2メートルの水没していると述べ、これは過去50年間で最悪の洪水であり、ほとんどの人が準備不足のまま、洪水被害に巻き込まれたと述べています。

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