中国から購入のエンジンなし潜水艦。問題解決しないまま、さらに高額のフリゲート艦購入を発表。一体、ダレ得?

タイ王国海軍(RTN)は、中国から売りつけられていた潜水艦をフリゲート艦に切り替えることを決定したと発表しました。
S26T人民元級潜水艦の価格は135億バーツであるのに対し、フリゲート艦の価格は170億バーツと推定されているとスティン国防大臣が10月20日発表しています。

タイは中国造船海洋国際会社(CSOC)からドイツ製エンジンを搭載するS26Tユアン級潜水艦2隻を調達することで合意していました。

しかし、ドイツが中国への技術供給を拒否しているため潜水艦にはエンジンが搭載されておらず、納品が遅れていました。
スーチン氏は、RTNと国防省は、価格に見合ったプロジェクトの価値に基づいて、潜水艦の調達を見直す必要があることに同意したと語ります。

スーチン国防相は、セター首相が今週初めの中国訪問中にこの問題を中国首相に提起し、中国は潜水艦からフリゲート艦への転換計画を検討することに同意したと述べ、潜水艦調達プロジェクトは完了したと話します。

写真はイメージです。記事内容とは無関係です

そもそも新型コロナ禍でギリギリまで借金を凌いでいたタイ政府に「潜水艦が必要なのか?」という議論がありましたが、そのようなことは全く無視し、エンジンもついていないのに中国政府の意のままに購入させられたいわくつきの潜水艦です。
とは言え、流石にエンジンなしではただの鉄くず。
それを取り繕うように、さらに高額な買い物をさせられたということでしょうか。

それ以上は…、みなさんもお分かりでしょうから、敢えて申し上げません。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る