海外逃亡中のタクシン元首相のタイ帰国、19回目の延期。チュウィット氏の勝利。

これで19回目の延期です。

国外逃亡中のタクシン・シンワット元首相は8月5日、自身のソーシャルメディアにタイへの到着を約2週間延期すると発表しました。

今回の理由は「医師から健康診断に呼び出された」とのこと。

正確な帰国日は、を改めて国民に知らせると投稿しています。

完全にチュウィット氏の見方が正解でしたね。
タクシン氏の娘(貢献党幹部ぺトンターン女史)の言葉もこの程度だということです。

同氏は、これまでも何回も帰国すると宣言し、延期を繰り返してきました。
本人が言うとおり、「罪に服する用意がある」のであれば、いつ帰国しても良いかと思いますが…。

 

ようするに帰国はしたいけど、刑務所には行きたくない、だから自身の政党(貢献党)が政権をとったら、裏取引で恩赦、またはサバーイサバーイな自宅軟禁(しかもゆるゆるの)にしてもらおうという魂胆が見え見えの宣言だということです。

貢献党自体も、全くタイ国民のことなどそっちのけで、権力闘争にのみ明け暮れています。
このままではしばらくタイの政治は暗黒時代が続くことでしょう。

しかし一つ思うのは、なぜタクシン氏が日本を訪問した際、警察は動かなかったのでしょうか。
逮捕令状が出ていなかったから?

日本の何とか新聞も、まるで芸能人にでも会いに行くかの如くインタビューしていましたが、大使館の一つにでも連絡すべきだったのではないでしょうか。
BBCや世界的に有名なメディアのジャーナリストなら、タクシン氏に「なぜ罪に服さないのか?」の一言くらい浴びせるものですが…。

そんなミーハー対応しかしてない中で、タイの政治批判をしても何一つぶっ刺さりませんな。

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