バンコクの5階建てタウンホームで火災。母子2名が飛び降り死亡。タウンホームの非常設備はどうなっている?

7月19日深夜1時30分バンコク、チョンノンシー地区ソイ・サトゥプラディット45にある5階建てタウンハウスで火災したと通知が入りました。

火災現場は看板製作会社が入る5階建てタウンホーム。
1階が事務所、2階から5階部分が住居となっています。
警察官が到着すると、2階と3階で火の手が上がっており、他の階に燃え広がっている状況でした。

そのため急いで消火活動を開始しましたが、鎮火するまでに30分ほどを要しました。

検査の結果、 この家には6人の家族が住んでいました。
火災当時、全員が自宅で就寝してました。
その後、火元がどこから来たのか分からないまま、2階で火災が発生していることに気づきました。
火事が起きていることに気づいた全員は部屋から飛び出します。

そして、住宅所有者である妻と10歳の息子は火事から逃れるために上階から飛び降りることとしました。
しかし地面に激突した衝撃で、所有者の妻はその場で死亡してしまいました。
息子は生きている状態で発見されましたが、結果命を救うことができませんでした。
他の4人もケガをおっており、病院に搬送されました。

死亡した2名は、家の4階から飛び降りたとのことです。

タウンホーム(タウンハウス)という造りは、一つの大きな建物を縦に区分所有する形の、タイ独特の建物で、あらゆる場所で目にすることができます。
両隣はほかの所有者がいるため、入り口は前後にしか作れず、非常口などは作れない(作らない)構造となっていますので、家事になったら逃げ場はないでしょう。

そういった造りにも関わらず、今回も五階建てだったりと意外と高層で場合もあります。
そもそもこういった建築物を許可していること自体問題あるような気がしますが、それでも「利」が優先されるのですかね。

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