金持ち以外は出世せず?! まことしやかな疑惑に真実味。元美人コンテストの女王がタイ警察内でスピード出世。

有名な元美人コンテストの女王という経歴をもつ警察官「キャプテン・キャット」が、SNSに投稿した写真が問題となっています。

彼女の投稿には、彼女の両親がタイの警察での昇進の象徴である星(両肩の3つ星)を彼女の制服に飾っている様子が写っていました。

アティタヤ・ベンジャパック警察大尉は、わずか4年間で伍長から警察大尉まで8階級も昇進したとして、その疑惑と批判により炎上しています。
その後、通称「キャプテン・キャット」はこれらの写真を削除しました。

6月9日、彼女は次のように謝罪しました。
「警察としてのキャリアを象徴するものとして、両親から新たな階級を授けられた私の投稿写真については、それを自慢したり、何らかの意図を含んだものではありません。
今回の行為は、私の同僚の警察官や他の関係者の士気に影響を与えるでしょう。
私の軽率な行動を心からお詫び申し上げます。
最後に、私は仕事の機会を与えられた今、自分の能力の限りを尽くし、最大限の勤勉さをもって職務を遂行することを約束します。」

キャプテン・キャットは、2019年にタイ王立陸軍楽隊のメンバーであり、2023年のミスタイランド・チョンブリーにも選出されていました。

しかし、一度着いた炎は全く衰えをみせず、「高い地位に就く人々は、名門の経歴を持つ、有力で裕福な家庭の出身」であることが多いと長年言われてきた疑惑が再燃し、警察内部の昇進制度の改革を求める声が上がっています。

キャット大尉はタイ王立陸軍楽隊部門から警察に異動していました。
警察署での彼女の任務には、行政文書の処理やさまざまな儀式的な作業が含まれます。

あるFacebookページには、同じ訓練を受けた数人の警察官が急速に昇進していることを明らかにする情報が投稿されています。
この訓練を受けた者は、他の者に比べて社会的地位が高いと言われています。

この訓練プログラムの調査を開始した前進党のメンバーであるランシマン氏は、このコースは当初、警察組織の効率を向上させると信じられる特定の教育資格を持つ人々を対象としていたと説明した。

しかし、調査の結果、このプログラムに参加した人々は著名な姓を持つ有力な家族の出身者であり、いわゆる「コネ」の力が働いていることを示唆していることが判明しました。
同党は現在、さらなる調査を進めています。

 

なんとか前進党に政権を取ってもらって、タイ警察にうごめく膿をいくらかでも取り除いてもらいたいものです。
それには連立政党である元警察官僚出身のタクシン党が、どのような動きをみせるか…ですが。

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