サムットプラカーンで夜間外出禁止要請を市民へ通達。21時~翌朝4時までは不要な外出を避けて下さい。

4月26日、連日新規感染者数が2000人を超え、これまで経験したことのない速さで感染が広がっているタイ。
病院では医療崩壊寸前といった悲痛な声が上がる一方、新型コロナの感染拡大は第2波までのような特定エリア内での感染に留まらず、至る所で広がりをみせ収拾がつかない状況になっています。
そのような状況を受け、不満を持った医師のグループによって開始されたアヌティン保健相大臣辞任へのオンライン請願が、25日の16時19分までに83,770人の支持者を集めたと言われています。
アヌティン大臣は、辞任をきっぱり否定したとのことだが、新型コロナをめぐる国内の状況はしばらく厳しいものとなりそうです。

ここで改めて、本日の感染状況をエリア別で見ていくとしよう。

やはり依然多いのはバンコク。
本日全体で2048名の新規感染者を出していますが、その内901名がバンコクでの報告となっております。
実に半数近く、ここ数日に至っては半数以上がバンコクで感染者となっています。
日本人も多く感染者を出しており、私自身の知り合いの方でも複数名、感染し病院にいるという報告をもらっているほどです。
どこで感染するかわからない恐怖に、ちょっと喉が痛くなっただけでも不安に陥ってしまうという声をよく聞くようになりました。

本日、ワースト2位だったのがバンコクの隣県サムットプラカーンで110名。
バンコクへの通勤圏内ということで、バンコクで感染した人が帰宅し、家族間感染に繋がっているケースも多いようです。
サムットプラカーンでは、本日、夜間外出禁止要請が出されました。
21時~翌朝4時までは、やむを得ない時を除き居住地や住居を離れないよう市民の皆様にご協力をお願いするというものです。
在宅勤務を手配し、スタッフや従業員がグループで一緒に食事をすることを控えるように、より強い協力を求めています。

このように各自治体へ、行動制限を制定する権限が委譲されており、独自にルールを設定することができるのが、現在のタイの現状です。
サムットプラカーンの場合、「法令」とまではいかないまでも、明らかに不要な外出や路上での酒盛りやパーティなどは取り締まっていくだろうから、お住いの方は十分にご注意ください。

その他、3位にチョンブリー104名、4位ノンタブリー97名、5位チェンマイ84名と続いています。
いずれも、日本人がそこそこ住んでいるエリアですので、シラーチャーのような事件だけは起こさない、関わらないようにご注意下さい。

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