不況のタイ不動産に一筋の光明となるか?! 不動産投資には「キャンパスコンドミニアム」を狙え。

不動産開発会社は、都合のよいポジショントークを続けていますが、コンドミニアム市場はここ3年、新型コロ禍の影響で確実に低迷しており、販売減が続いています。

しかしある専門家によりますと、「キャンパスコンドミニアム」は、賃貸収入を得られるチャンスがあると分析しています。

大手デベロッパーは現在、賃貸投資プロジェクトに焦点を当てた開発が進んでいます。

Property DNA 社は、「大手不動産会社がこの市場に関心を示しているため、学生をターゲットにしたコンドミニアムいわゆる『キャンパスコンドミニアム』の傾向が高まっている」と語ります。

「Asset Wise、Origin、Pruksa、Sansiri などの開発業者は、このセグメントに注目を集めています。
キャンパスコンドミニアムの人気の場所では、タマサート大学とバンコク大学があるパトゥムターニー県ランシットが1位、次いでカセサート大学となっています。
これらの場所は学生と社会人の両方に対応しています」と 同社は分析しています。

さらには、マヒドン大学のサラヤー付近、 アサンプション大学のバンナー付近も注目エリアになるだろうとされています。

報道によりますと、ランシットの賃貸収入利回りは年間6%を超えていると言います。
複数のユニットを購入する投資家は追加の割引を受けることができ、その結果、最大8%の賃貸収入が得られます。
家賃は月額8,000バーツから12,000バーツです。
安定した需要により、ランシットのキャンパスコンドミニアムは継続的に成長しているとされています。

写真はイメージです

以上、タイのメディアでは報じていますが、私は甚だ疑問です。
タイの場合、こういった金の匂いがすると、ハイエナのように同業者が集まってきますので、すぐに供給過剰を引き起こします。
確かに高偏差値大学の富裕層の学生を狙った賃貸収入は一定のニーズはあるとは言え、一棟数百個もあるコンドミニアムがボンボン建設されても、そこまで支える続けることは難しいでしょう。
ましてや、タイは超高齢化社会へと突入間近の過渡期です。

それでも一部屋200バーツ規模(約800万円)の投資ですから、あぶく銭をお持ちの方や出口戦略に自信のある方は購入しても良いかもしれませんが、利回りがこの程度なら他に投資した方がよろしいでしょう。

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