タイで日本の給食システムが導入される?! 学校給食に詳しい田中延子氏がバンコクで講演。

バンコク都(BMA)は、タイの学校給食の質を向上させるため、日本の学校への給食システムに使用されているセントラルキッチンシステムを導入する可能性を模索しています。
 
日本のセントラルキッチンシステムについて、日本の学校保健教育部門の元学校給食専門家、田中延子氏によってバンコクでセミナーが開催されました。
 
日本では、セントラルキッチンシステムで学校給食の加工と調理を1か所で統合し、コストと効率を高めています。
 
調理済みの食品(生、冷蔵、冷凍)は、各学校の厨房に運ばれ、小分けされ、加熱され、配膳されます。
それぞれのセントラルキッチンは、同じ地域の多くの学校にサービスを提供していると彼女は言います。
 
副事務官のワンタニー博士は、バンコク都は学校への給食供給に日本モデルの採用を検討していると述べています。
都は、プロジェクトのテストが可能かどうか、地域を調査中です。
 
現在、都ではタイ式学校給食を運営しており、都が標準的な食事の質に関するガイドラインを示しています。
ガイドラインは、学生が摂取すべき適切なエネルギーと栄養の量を示唆しています。
 
マヒドン大学栄養研究所も、栄養改善を支援するために、料理のリストをローテーションする学校給食プログラムを考案しました。
多くの学校は調理師やケータリング業者の雇用、調理と食費の管理に問題を抱えているが、一元化されたシステムが解決に役立つ可能性があるとワンタニー博士はコメントしています。
 
 
問題はタイの場合、食事の保存でしょうか。
輸送などに時間がかかったりすると、食品の腐敗のスピードがタイの場合速いですし、それを補うために(現場レベルで)保存料の強い食材を使用しがちになってしまうかもしれません。
タイの屋台では、炎天下冷蔵庫に入れなくても、全く腐らない食材が多く売られています。
 

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