明らかな大気汚染の発生に「単なる自然現象」とプーケット知事。地元メディアも「知事は問題を認識していない」と痛烈批判。

間違いなくこの国の荒廃ぶりは、行政の怠慢が招いているのだと言っても過言ではないでしょう。

プーケット知事は、スモッグの幕が現在島を覆っているが、警戒する必要はないと住民に宣言しました。

地元メディアであるプーケット・ニュースの報道によりますと、ナロン知事は昨日、地元当局者と会談し、霧を単なる「自然現象」だと表現しました。

しかし同メディアによりますと、この過去3日間にプーケットとタイ南部を覆ったスモッグと靄は自然現象ではなく、タイ北部から流れてきた煙と国境を越えて燃えている火災の残留物とのことだと言います。
プーケット
知事は、誤解されているか、プーケットの現在の大気汚染問題の本質を認識していないと強い口調で報道しています。

知事は、プーケットのこの現象について、PM2.5の粉じんの問題はなく、梅雨入りを間近に控えた夏の自然現象だと断言しているとのことです。

そもそもPM2.5世界ワーストと叫ばれてから長いチェンマイ地方ですら、「野焼きをしないように」と簡単に述べるだけで何の対処もしていないと言われています。
プーケットも同様、基本的にこの国の行政は「言うだけで何もしない」がモットーのようです。

地元メディアも知事の言葉に、口はあんぐり、気持ちはアングリー(angry)となったことでしょう。
お後がよろしいようで…。

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