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タクシン元首相の娘の最低賃金倍増計画に父親が上乗せ。そのロジックに開いた口が塞がらない。
- 2022/12/8
- タイローカルニュース
元首相で国外逃亡中のタクシン氏は、彼の娘であるぺトンターン女史が発言した政権公約である最低賃金が現在のほぼ2倍の600バーツにする内容を、さらに上乗せしてきました。
タクシン氏によると、1日800バーツまで上がるだろうと以前自身で発言した内容を踏襲しています。
現在の最低賃金は、1日328バーツから354バーツで設定されています。
タクシンの末娘であるペトンターン女史は、来年の総選挙に向けて準備を進めているタイ最大の政党であるプータイ党の将来について、彼女のビジョンを演説し物議を醸しました。
最低賃金をほぼ倍増させ、大卒者の月給を25,000バーツに引き上げることは、彼女がスピーチで発表した多くの政策目標の1つです。
この軽率とも言える発言を受け、現政権の閣僚らは「経済を混乱に陥れるだけだ」などと大きな批判の的となりました。
それに対しタクシン氏は、賃金引き上げを批判する者は経済学の知識と「同胞への思いやり」に欠けていると反論しました。
「経済が拡大すれば、民間企業は新しい才能を得るために賃金を引き上げてくる。低賃金の会社には良い人材が集まらないから、自然と給料は上がる。」と全く荒唐無稽な持論を示しています。
タイは2023年5月7日に総選挙が予定されています。
憲法は、下院の4年間の任期が終了してから 45 日以内に選挙を実施しなければならないと規定しています。
現在の任期は2023年3月23日に終了となっています。
まさに口があんぐりとなる発言に、一般の方なら語らずともおわかりでしょうからコメントは控えたいと思います。
現政権が長すぎ人気が衰えているがため、こちらサイドが再燃していますが、これは〇〇すぎます。
第3極は出てきても早めに潰されてしまいますし…、それでも明日になればきっと何かあるのでしょうか。
タイの明日はどっちだ?