タイ人には「狂暴な犬」バーンゲーオが国際蓄犬連盟に新たな犬種として認定。一方よからぬ噂も…。

このニュースは掲載するかどうか数日間悩みましたが、やはりお伝えすることにしました。
どう受け取るかは、読者の方々にお任せします。

国際蓄犬連盟 (FCI) は、タイのバーンゲーオを新しい犬種として正式に認定を受けました。

98の加盟国で構成され、355を超える犬種を承認しているFCIは、2003年にタイのリッジバック犬に最初の公式犬種証明書を付与しました。 

FCIは、バーンケーオを「ピッサヌローク県バンラカム地区のバーンケーオ村に由来する古い品種である」と説明しました。
この犬種は、仏教の住職の地元の黒と白のメスの犬と、現在は絶滅した野生の犬との交配にその祖先をたどり、今日の犬種を生み出しています。
1957年、単一の同腹子からの選択的繁殖により、今日日見られる犬種が生み出されました。

「タイのバーンゲーオ犬は、ピサヌロークの貴重な遺産と見なされています。この犬は県内で広く飼育されており、全国的に有名になり、現在ではタイ全土で飼育されています」と FCI は述べています。

純血種のバンケーオの子犬は最高で10,000~ 20,000バーツで取引きされており、タイ人には古くから狂暴な犬と恐れられていました。
それでも元ピサヌローク獣医主任のニシット博士は、見知らぬ人に対する凶暴性を減らしより家族に優しい性格に調整されていると説明しています。

しかし、このバーンゲーオのFCI承認に関しては様々な声がネット上に飛び交っていました。
内部事情に詳しい方のコメントによりますと、「
タイケネルクラブ」はこの犬種に全然興味をもっていないと言います。
「タイケネルクラブ」では、タイ固有犬種として保護し振興しようなんて全く思っていなく、自分たちの利害関係者の犬が一番利益を得られるシステムをつくろうと必至だとのことです。
バーンゲーオのFCI承認までの間に、様々な黒い影が通り過ぎて行ったともコメントされており、この手の業界にありがちな何か大きな闇が裏に潜んでいそうな一報でした。

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