容疑者は元僧侶、教師、児童福祉関係者。タイ東北部で未成年売春組織を摘発。顧客は役人たち?!

タイ東北部ガラシンで、児童に対し性的搾取を行っていたとして、9人の男性が逮捕されました。

容疑者の中には、退職した教師、小学校教師2名、高校教師1名、児童福祉関係者、大学講師が含まれています。

容疑者の1名は警察に自ら出頭し、もう1名はすでにガラシン刑務所で麻薬容疑のもと拘束されていました。
他の7名は別々に逮捕されました。

7月26日、警察の人身売買防止課(ATPD)は、各容疑者を逮捕しました。
彼らは、同意が与えられたかどうかに関係なく、18歳未満の少女に売春を迫ったため、逮捕状が発行されました。

警察は後に容疑者らを、大学講師のチャンワット(48歳)小学校教諭のトンチャイ(60歳)、小学校教諭トッサポン(49歳)、地方自治体で働くスラチャイ(45歳)、元仏教関係者ウタイ(68歳)、道路整備員アピラク(38歳)、高校教師サラユット(37歳)、児童福祉関係者ジラポン(37歳)、カラシン州刑務所に拘禁されていたクリサナット(44歳)を特定しました。

警察の捜査官は、元仏教関係者のウタイ容疑者が仏門から引退後、元学生の集いの場として彼の家を解放していましたが、彼は学生のために仕事を手配するふりをし、顧客の斡旋、主に地方自治体の役人にセックスサービスを提供するために彼らを連れて行くことが狙いだったと言われています。

警察の取り調べに、ほとんどの容疑者は容疑を否定していました。
しかし、確固たる証拠をつきつけられ、一部自白する者が現れました。

容疑者の1人が6月に、4,000個の違法薬物メタンフェタミン錠剤を所持して逮捕されました。
男性は少女を脅迫し、売春事件について口外しないよう警告したとされています。

本誌では幾度となく、タイの地方の闇が底知れないものであることをお伝えしてきました。
しかし、こういった事件も、その闇の一面でしかありません。

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