アンダマン海とニコバル諸島でM4.0以上の群発地震。津波の発生はないとタイ気象庁。

7月4日以降、アンダマン海とニコバル諸島でマグニチュード4.0〜4.9の地震が40回以上発生し、プーケット地震監視監視センターは7月6日、すべてのアンダマン海岸沿いの警報塔に監視を強めるよう呼びかけました。

タイ気象局によると、これらの地震はせん断力による断層の動きが原因で発生したとのことです。

マグニチュード4.9の地震は、地下約10 kmで発生しており震源地が海の真ん中にあることから、津波が発生する可能性は低いとタイ気象チームは述べています。

さらにチュラロンコン大学理学部地質学部の講師でありタイ地質学会の専門家であるサンティ博士も、過去2日間に発生した40回を超える地震のうち24を分析したところ、これは津波が発生する可能性が非常に低いとみています。

ただ今後どの程度の地震が発生するのか未知数な部分もあるので、この一連の群発地震には注意が必要だと付け加えています。

2004年12月26日、マグニチュード9.1の地震がスマトラ島沖で発生し、それによる津波で、インドネシアの約17万人を含む地域全体で22万人が死亡しました。

タイでは、この津波により4,812人が死亡し、8,457人が負傷し、4,499人が行方不明になっています。

一方、タイ海軍は、パンガー県沖のミアン島にある波浪監視所には、水位を測定するための適切なツールと観測機器があり、津波警報訓練も定期的に実施していると述べています。

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