世界で6番目!囚人人口の多い国タイ。その過密ぶりがスゴイ。

タイの刑務所システムは何年にもわたって過密問題に苦しんでいます
刑務所では、これまで72,359件の新型コロナ感染があり、バンコク(1位)とその隣のサムットプラカン(2位)、チョンブリ(3位)、サムットサコーン(4位)が顕著にその高さを示しています。
タイは世界で6番目に刑務所人口が高く、女性の投獄率は世界で最も高いというデータがあります。

すべてのタイの刑務所の収容能力に関する最新の公式統計は2015年のものではありますが、21万7千人がタイが収容できる最大人数であると述べています。
しかしながら2020年初頭までに、刑務所の人口は37万4,052人へと増加し、最大収容人数の約70%超となっています。

慢性的な過密状態が続いており、ほぼすべての刑務所が最大収容人数を超えていると言います。
受刑者の大多数は麻薬犯罪者で構成されており、2020年には28万8,648人で、全体の約77%となっています。

刑務所内の過密な状態は、新型コロナウイルスの空中感染の温床となりました。

刑務所内の72,000を超える感染症のうち、68,768がCovid-19から回復しましたが、昨日の70の新たな感染症により、現在治療を受けている患者の総数は1,602になっています。
刑務所人口で報告された死者の総数は、公式には164名だと報告されています。

毎日の感染数は徐々に減少していますが、タイ全土の8つの刑務所が、未だクラスター発生との闘いを報告しており、先月ナコンシータンマラートの刑務所が深刻な拡大により封鎖されました。

タイの刑務所内でもワクチン接種が進んでおり、これまでに31万3,888回のワクチンが接種されています。
22万1,620人の刑務所の受刑者が最初のCovid-19ワクチンを接種し終え、92,268人が2回のワクチンを接種したとされています。

これだけタイ国内で薬物が蔓延していても、罰則があまりにも少なくすぐに恩赦で出てきてしまうので、下手をすれば当人は悪いことをしたとは思っていない状況です。
これは先日の警察署長が麻薬ディーラーをリンチして殺してしまった事件でもわかる通り、タイ警察の利権にもなっており、取り締まりが積極的はないところにも原因があります。
軍政権になってその辺りの改革に期待したのですが、すでに7年が経過しましたが、一部弱まった部分もあるとは言え、依然闇のスパイラルはしっかり根付いているようです。
上が上なら、下も下と言われないよう、やはり上がしっかりしてもらわないと刑務所をいくら増やしても、問題は解決しないでしょう。

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