タイ南部でミャンマー人不法越境者45名を逮捕。なぜ手引きしているブローカーは逮捕されない?

タイ南部のプラチュワップキーリーカーンの移民局は、ミャンマーからの不法移民45名を逮捕したことついて報告しています。

ミャンマーとタイの国境は、川を隔てての陸続きとなっており、ミャンマーからの不法越境者はその自然のルートを用い国境を越えてきます。

最初のケースでは、34名(女性25人、男性9人)がアオノイ地区で逮捕されました。
彼らは17〜35歳のグループだったと言います。
その内、27名はサムットサーコーンでの仕事に就き、残りはサムロイヨートのパイナップル加工工場に向かう予定だったと言います。
タイで働く彼らの親戚は、この違法行為を手助けするために、ミャンマーのエージェントに1人あたり18,000バーツ(約6万円)を支払い手配したと言われています。

移民は起訴に先立って14日間隔離検疫に入ります。

2番目のケースでは、11名のミャンマー人労働者(19〜25歳の女性8名と男性3名)が、タンミー洞窟付近で発見されました。
彼らは、プラチュワップキーリカン出身のタイ人ピアーラポーン容疑者(38歳)によって、トヨタのバンで輸送されていました。

これだけいつも大規模な不法越境者らを逮捕しているにもかかわらず、その裏で手引きしているはずの大きな組織に関しては、一向に捜査の手が回らないのはどうしてなのでしょうか。
まあ、おおよそ察しはつきますが…。

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