チャオプラヤー川堤防決壊! アユタヤの歴史的建造物にも浸水被害が。

1750年、アユタヤ王朝時代に建てられた仏教寺院は、10月3日日曜日の朝、洪水防御壁が崩壊したため浸水してしまいました。

バーンバン地区のチュラマニー寺院の南側の壁の一部は、チャオプラヤー川が氾濫したため、午前5時30分頃に崩壊し、寺院周辺のコミュニティ一体が浸水する被害に見舞われました。

古代の仏教寺院の敷地は2メートルの水面下に浸され、地元住民の先祖の遺灰を含む約20の塔が損傷しています。

約1週間前、チャオプラヤー川の水位はまだ低いうちに、地域の人々によって土塁を盛るなど寺院周辺の洪水対策を行っていました。

王立灌漑局(RID)は増水したチャイナットのチャオプラヤダムから、毎秒2,779立方メートルの速度で水を排出した後、本日日曜日に水位が急速に上昇し、川の堤防が決壊してしまいました。

また日曜日の朝RIDは、ロッブリーのパサックジョラシドダムとアユタヤのタールア地区のラム6世ダムから、それぞれ毎秒1,22​​7立方メートルと905立方メートルの速度で水が放出されていると報告しました。

その水は、タールア、ナコンルワン、プラナコーンシーアユタヤ地区を流れるパーサック川に流れ込み、さらに多くの川沿いのコミュニティが浸水しました。

アユタヤにも多くの日系工場が存在し、地元に住んでいる日本人駐在員の方もいらっしゃいます。
この浸水による死亡者などは出ていない模様ですが、多くの方が避難を強いられていますし、バンコクから車で2時間程度の距離の場所でもあります。
人々の安否が気にかかるところです。

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