もうワクチンは接種しましたか?
注射が怖いからワクチン接種に行きたくな~い、なんていうそこのあなた。
タイでは、なんだか楽しくなる方法でワクチン接種が行われています。
タイは現在の新型コロナウイルスと戦うため全国の病院では、在宅ワクチン接種サービス、移動車両による駐車場での臨時ワクチン接種、などなど様々な方法でワクチン接種に臨んでいます。
しかし、タイ北東部のスリンにあるタートゥム地区当局が立ち上げた最新のキャンペーンに勝るものはないでしょう。
その方法とは、タイの象徴でもある「ゾウ」に座ってのワクチン接種です。
タイの新型コロナ第3波以降、1万4千件以上の症例が報告されているスリンの保健当局は、いわゆる身体的弱者であるグループ、主に60歳以上の人々、7つの指定された慢性疾患のいずれかを持つ人々、および妊婦にワクチン接種を急いでいます。
世界で最大かつ最古の象の村とも言われるタートゥム地区の保健当局は、村の象の飼育者が楽しく、快適に、ストレスなくワクチン接種ができるようにすることを決定しました。
家から象と一緒に到着した人もいれば、子供や親戚を象の背中に連れて行ってワクチンを接種した人もいました。医療スタッフと看護師が登って象の屋台で待っていました。
そこで象は、ワクチン希望者を背負って現場に到着しました。
搭乗者の中には、スリン行政機構の副首相であるシリサック氏と、象使いであり多くの象の所有者であるタークラーン村の元村長であるプラキット氏もいました。
高齢者の多くも、ワクチン接種を受けるために象に乗っていました。
この話しは、タイのSNSで話題になり写真やストーリーを共有されました。
どんな時でも楽しく生きなきゃ損!
底抜けに明るいタイ人の気質は、どんな時でも失われません。
日本人にも何か見習うべきところがあるのかもしれません。