タイ疾病対策部門、新型コロナの状況は減少傾向にある。9月には規制緩和の可能性大

8月23日月曜日、タイ疾病対策部門(DDC)のチーフドクターであるオーパース博士は、タイの新型コロナの状況はすでにピークに達しており、新しい症例の数は減少し続けるだろうと述べました。
その結果、オーパース博士は、タイ全土で実施されている制限や封鎖措置の多くは、来月初めから緩和される可能性が高いと言います。

8月23日月曜日に、新しい症例数は17,491件に減少し、22,134件の回復者も報告されました。

オーパス博士は、今後3、4日にわたって下降傾向が続けば、タイは9月から徐々に規制を解除し始める可能性があると述べます。
また、この症例数の減少は、施行された制限に協力する人々と全国でのワクチンの展開の加速によるものであると述べています。

しかし、彼は、「ダークレッドゾーン」の人々に、十分なワクチンが投与され続けることは、依然として優先事項であると付け加えました。

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私は専門家ではもちろんありませんが、もしこのまま感染状況が下がっていくということであれば、ワクチン接種や封鎖措置のおかげというより、集団免疫ができつつあるのではないかと考えています。
タイでは、無症状での隠れ感染者が一説には数十万人単位でいるのではないかとも言われています。
バンコクのこれまでの感染者数は約25万人ですが、隠れ感染者を合わせると数百万単位になるのではないでしょうか。

インドでは一時爆発的な感染拡大により、一日40万人という感染者をだしていましたが、今は4万人程度に抑え込まれています。
これはタイよりもさらに厳格なロックダウンを敷いたことにもよると言われていますが、それよりも集団免疫が付いたからであろうと言われています。
ただそのために、発表レベルで40万人、実質的にはその10倍強の400万人以上がコロナでなくなったであろうとの試算も出ています。

タイも短い間に急激に多くの感染者を出し、そして死亡者も急増しています。
一方でワクチンが足りないという現場の声を聞くことの方が多く、また効き目が見込めない中国のシノバック社製ワクチンを打っても、ほとんど意味がありません。

以上の観点から、もしタイの感染者数が本当にピークを迎えたとするならば、それは集団免疫率があがったからではないかとの結論に至るわけです。

いずれにせよ、このまま効果の上がらない封鎖措置を続けていても、国民の疲弊を招くだけです。
措置をつよめないのであれば、例え死亡者がたくさん出たとしても、規制を弱めて別の部分を強化していくほかないかと思います。
そういった意味で、タイ政府が後者を選択するのであれば、例え弱者切り捨てであっても国の一つの決断として尊重しなければならないかと思っています。
みなさんは、どうお考えでしょうか。

 

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