タイ首相「経済を優先するためにリスクをとる」。120日以内に来訪者に国を解放。

プラユット首相は6月16日夜半に声明を出し、120日以内にタイへの訪問者に対し、国をオープンにするする予定であると発表しました。

プラユットは本日の全国放映された演説内で、今年のコロナウイルスワクチン1億550万回分を確保するという目標は既に上回っており、来年はさらに多くの供給が可能であるだろうとと述べました。

プラユット氏は、タイでは7月以降に毎月平均1,000万発のコロナウイルスワクチンを投与する計画であり、ワクチン接種をした旅行者に対し検疫を必要としない形で、国をオープンにすることを目指していると付け加えました。

〇国をオープンにすることは、失業した人々の甚大な苦しみを減らすための重要な方法の1つです。
〇私たちが人々の経済的ニーズを考慮に入れるとき、私たちがその計算されたリスクを取る時が来ました。

タイ首相は、120日以内にタイ来訪者にオープンにすることを宣言し、準備ができている観光セクターのためにさらに速めることを目指していると述べました。
それにはリスクが必要であり、国はすべての人が予防接種を完了しウイルスの拡散が止まるまで、待つ余裕がないとも述べています。

厳格な入国要件と検疫措置により、タイのコロナウイルスの発生はここ数か月まで抑制されていましたが、2019年に到着数が4,000万人近くまで行った訪問者の数が数分の1にまで急落しました。

それは地元住民のほとんどに予防接種を行っている最も人気のある島プーケットで、7月1日からそのパイロット版がスタートします。
タイは昨年、観光収入で約500億ドルを失いました。これは82%の収入減です。

プラユット首相は、国民にできるだけ早くワクチン接種を受けるよう促し、ワクチンが約束されたスケジュールに従って供給された場合に、この再開目標を達成できるとも述べています。

とうとうタイは大きなかじを取る決断をしました。
結果は別として、しっかりと「経済を優先するためにリスクをとる」と正直に断言しているところは、日本の政治家と比べると圧倒的に評価できるかと思います。
正解か否かは分かりませんが、タイはリスクを取らざるを得ないほど、経済がひっ迫しているのは街の様子を見れば頷けることでしょう。
他にやり方はないのか?などの意見があるかと思いますが、それも踏まえリスクをとることになったタイです。

果たしてその未来には何が待っているのか。
それはみなさんが刮目して相対する必要があります。

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