ヨーン博士が「プラユット(首相)のシノバックセールスマン」wikiに書き込んだタイ人男性を逮捕

昨日本誌でもヨーン教授が主張する「シノバックとアストラゼネカのミックス接種でインド亜種に対抗」するという記事を掲載しましたが、タイ人の反応はもっと過激なものでした。

あるタイ人男性が、物議を醸しているタイのウイルス学者であるヨーン教授のウィキペディア(タイ語版)のページに、ヨーン博士が「プラユット(首相)のシノバックセールスマン」であるという主張を追加したとして、名誉毀損、場合によってはコンピューター犯罪法の罪に問われています。 

7月13日、警察は24歳の同大学工学部卒業生のバンコクの自宅を捜索し、犯罪容疑で使用されたと思われる彼の携帯電話を没収しました。
これは、ヨーン博士の代表者によって提出された苦情に続いて行われました。
その後、このフレーズはウィキペディアのページから削除されました。

チュラロンコーン大学の臨床ウイルス学優秀センターを率いる有名なウイルス学者であるヨーン博士は、中国のシノバックワクチンに大きく依存している政府の意向に賛成すると思われるいくつかの発言を表明しました。
タイ国民の間では現在、シノバックワクチンでは伝染性の高いデルタ変異体の予防に効果がないので、mRNAワクチンの迅速な調達に対する要求が高まっています。

昨日、ヨーン博士は全国伝染病委員会(NCDC)の「ミックスアンドマッチ」ワクチン接種アプローチを使用する決定を提唱する記者会見を開催しました。
ヨーン博士は、アストラゼネカの2回投与は通常10〜12週間間隔で投与されるため、このアプローチは免疫レベルを高めるのにうまく機能し、より速くなると述べました。

あまり多く発言していくと本誌もよろしくない事態に発展する可能性がありますが、ヨーン博士の主張していることは間違ってはいないと思います。
現在タイには選択肢がほぼ、シノバックとアストラゼネカしかないので、シノバックを2回打つよりもアストラゼネカを混ぜたほうがより良いのでしょう。
アストラゼネカを2回打つ方が効果が高いことにも言及しています。
ただ政府は高額で購入したシノバックが在庫を残してはまた問題になりますので、なんとかシノバックを処分してしまいたい思惑が絡まり、その辺りも含まれての発言に聞こえてしまうのが国民感情を逆なでするのでしょう。
無駄なシノバックは購入をストップし、他のワクチン入手を急げばよいのです。
間違ったことは仕方ないので、とかくタイ国民は新型コロナの騒動を一刻も早く収めてもらい、通常の生活に戻りたい一心なのです。 

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