大気汚染都市として「チェンマイ」が世界ワースト3に。その理由とは。

タイの北部第二の都市チェンマイは、自然豊かな都のイメージがありますが、実は世界的にも大気が汚染された地域という汚名を背負っています。

チェンマイ県公衆衛生局は、今年1月から3月5日までに31,788人もの患者が大気汚染関連の病気に苦しんでいると述べました。

チェンマイの大気質は、3月の初め以来、地球上で最も汚染が深刻な3つの都市の1つにランクされています。

2月9日火曜日のIQ AirVisualは、USAQIが195で、北京が182で続いて、この都市が実際に何日もの間世界で最悪の場所であったことを発表しました。

USAQIは、米国環境保護庁(USEPA)が使用する大気質指数です。

IQ AirVisualとタイ汚染管理局(PCD)の大気監視ステーションによると、火曜日の朝、チェンマイのPM2.5レベルは1立方メートルあたり200マイクログラム(µg / m3)を超えました。

正午に、チェンマイ市のチャンプエック道路で記録されたPM2.5のレベルは、200μg/ m3に近い数値まで上昇しました。

タイ気象局(TMD)は火曜日に、大気汚染のひどい状態がさらに1間続くと警告した。

これは、南西の風の流れが弱すぎて塵の粒子を吹き飛ばすことができず、これらが夕方の涼しい天候に閉じ込められたためです。

北部の状況悪化の主な原因は、ミャンマーの森林や地元での野焼きによって引き起こされた山火事によるものであると言われています。

北部の山火事と煙霧は、チェンライ、チェンマイ、ランパーン、メーホンソン、ターク、パヤオの6つの県で人々の健康に影響を及ぼし始めています。

タイ第3軍地域の副司令官は、北部地域の山火事と煙霧の管理を担当するタスクフォースである60人の警官をチェンマイの5つの配置したと述べました。

第35レンジャーズ連隊はまた、ランパーン県のプラバット山で山火事を消火するために35人のレンジャー部隊を配備したそうです。

野焼きは放火と一緒で違法なのですが、農民からの反発も強く、上手く取り締まれないのが実状のようです。
政府が農民を別のやり方で農業を行うよう指導と補助を行っていかないと、いつまでたっても堂々巡りとなることでしょう。

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