SNSのトレンドワード「グッバイパタヤ」。風俗関連の人たちが続々田舎へ帰郷

今タイのSNSのトレンドを賑わせているワードが「グッドバイ・パタヤ」という言葉です。
新型コロナ第2波による行動制限からの店舗閉鎖、そして壊滅的な観光客の不足、これらによって生活を脅かされ大打撃を受けた人々が、この観光都市を続々と離れているとオンラインで投稿されています。
2019年には、世界で19番目に多くの観光客が訪れた都市であり、外国人観光客だけでも1,000万人近くが訪れました。

より多くの人々が、新型コロナの制限と閉鎖のために、外国人観光客がすぐに戻ってこないことを受け入れ、理解しているようです。
そして多くの人々が故郷に帰るにつれて、多くの部屋、建物、家が売却または放棄されています。
ダークサイドやジョムティエン、LKメトロの一部など、町の一部はまだ大丈夫ですが、他の地域は今や空っぽの店や商店が並んでいるシャッター通りと化しています。
最も被害が大きかった地域のいくつかは、風俗関連のエリアでありビーチロード、ウォーキングストリート、セカンドロードに沿っており、かつて人気のあったアラブとインド人街の一部でもあります。

ある集合住宅のオーナー(ほとんどが風俗関連業従事者)は「新型コロナの感染拡大以来、仕事がないために多くの人々がアパートを去った」と語ります。

その後、一旦は国内観光客で賑わいを見せたかに見えましたが、第2波が再び私たちを襲いました。
「今では、数十の部屋からなる私の複合施設全体で、ここで借りている部屋は1部屋だけです。」 とオーナーは言います。

観光に依存する都市の不況は、風俗関連の業態だけでなく、ほぼすべてのセクターに打撃を与えています。
仕立て屋、ギフトショップ、衣料品店、ツアーオフィス、ランドリーショップ、マッサージショップ、洋食店、ファーストフードチェーン、さらに多くのセブンイレブンやファミリーマートでさえ、娯楽施設やバーのほか、市内では閉鎖されてきています。

クロスボンバーでは、昨年の4月よりこのような事態を既に予測し、観光客が落とすお金に頼らない生き方をすぐに見つけるように度々警告して参りました。
観光業は、非常にたやすく金銭を手に入れることができます。
観光で訪れる人は、旅の思い出に対して欲しくもない商品に価格もわからず手を出し購入していきます。
対して美味しくない食事でも、そこにありお腹がすけば知らないレストランでも入ります。
財布のひも緩くなっているので、マッサージでも売春でもチップをはずんでくれることでしょう。
そのようなお金稼ぎに慣れてしまえば、苦労して働こうという労働意欲をなくしてしまうので、ますます国民の向上心が下がってしまいます。

また苦労せず手に入れたお金で、ドラッグをやったり、ぶら下がってくる男に貢いだりし、人生を崩壊させてしまう人が後を絶ちません。

「それは人によるだろう」という人もいるかもしれません。
しかしそれは現実を知らないからではないでしょうか。

炎天下、一生懸命働いても一日約1000円にもならない労働を選ぶより、ぼったくり商品や体を売った方が何十倍も稼げるのです。
地方などそもそも仕事のない地域に住むものが、そのようなお金を手に入れられると聞いたら、とびつくのが自然と言うものです。

タイは、貧富の格差が世界的にみても激しい国の一つです。
特に都市部と地方との格差は、同じタイ人かとタイ人ですら疑ってしまうような生活を余儀なくされている人々もいます。

新型コロナを機に、外国人観光業、とりわけ風俗関連(必ずついて回ります)に頼らない国造りを、政府が率先して今一度見直してもらいたいというのが、新型コロナパンデミックが始まって以来、クロスボンバーから独自の提案です。
タイ国民全員が幸せになる方法は、外国人観光客に頼らない、肥沃な国土と豊富な自然を利用した内需の発展こそが理想ではないでしょうか。

外国人観光客が消えてもパタヤという場所は消えません。
実際、国内観光客が戻って来た時は、賑わっているお店もありました。
そうやって、もっと必要とされているサイズ感で、身の丈にあった街になればよいだと思っています。
まあ、タイ人の末端がどうなろうと、利権団体たちが黙ってはいないでしょうが…。

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