【タイの学校】始業は7月1日に延期へ。日本人学校の対応は…。

2020年4月7日。タイ政府は本日の閣議で、タイの学校の新学期スタートを
当初の5月16日から7月1日へと延期することに決定いたしました。

新型コロナウィルスの新規感染者が減少しつつあるというニュースもでておりますが

〇こちらも参照 【COVID-19】二日続けての新規感染者数、大幅減!

 

まだまだ予断のならない状況であるとの判断からかと思われます。

 

タイの日本人学校では…

タイ・バンコクにある生徒数が世界最大規模の日本人学校:バンコク日本人学校(泰日協会学校)では、
従来は4月10日前後が始業式となるはずだった。

ただこちらも現在、始業日については現在未定となっている。

5月ごろには…、という現場の声も聞き及んでいたが、
こちらの日本人学校ではタイ政府の動向に基づいて様子を見ている状況とのことで
今回のタイの学校の始業延期の知らせを受け、同調を余儀なくされるのかもしれない。

ただ実際には、日本との学業に差が出ることは避けたいという現場の声もあり、

オンライン授業などでカバーできないか現在検討中とのことだ。

ピカピカの一年生になれることを楽しみにしていた人も…

しかしながら、オンライン授業をやるにしても、様々な問題点がある。

  • 教科書配布の問題。

現在登校を禁止させている関係上、どのように配布すべきか。
日本との兼ね合いで時間的にもすぐに取り掛からなければいけない問題のようだ。

  • 補充の先生が来ない

文科省マターの日本人学校の先生は、VISAも政府関係者用のVISAとなる。
(文科省マターではない、いわゆる現地採用の先生もいる)

「日本政府関連の特殊な業務の従事者」と言う扱いではあるのだが、
COVID-19の陰性を示す書類を手に入れることができず、
新規赴任の先生方は全員、足止めを受けている状態だ。

全学年で2900人超の生徒数(昨年)を誇る世界でも1,2のマンモス校である。
そのバンコク校の生徒を指導する先生が、足りていない状況をどうするかという課題もある。

  • 一部の生徒は一時帰国

トヨタを始め、一部企業ではこの緊急事態宣言発令を前に会社命令として、
家族を呼び寄せている駐在員に家族のみ一時帰国を促していた。

実際に多くの妻子のみを一時的に帰国させた駐在員も多くいる。

途中で編入させてくれるのかどうか、そもそもいつ帰ってこれるのか
多感な年齢のお子さんをお持ちのご家族には、不安が絶えない状況化となっている。

 

ちなみにこちらの話しは、実際に日本人学校従事者よりヒアリングし、それに基づいた内容となっている。

現場サイドでも、内部の指針はあるが現時点では「全く何も決まっていない」というのが実状とのことだ。

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