集団感染も!タイ「豚レンサ球菌」で5月までに13名が死亡。生肉にご注意を!

5月6日、タイ公衆衛生省・疾病対策局は、「豚レンサ球菌」の感染状況について記者発表を行いました。

この病気は、「豚」から人へ感染する細菌性疾患(Streptococcus suis)であり、感染経路としては生の豚肉や、傷のある皮膚からの接触感染が主だと言われています。

感染状況(2025年1月〜5月6日現在)

・感染者:310人
・死者:13人
・感染は単発ケースだけでなく、集団感染(クラスター)ケースも確認

主な発生地域はタイ北部および東北部

多く確認された県:ウボンラチャターニー、スリン、ムックダハーン、シーサケート、ターク

★過去のデータ(2019〜2024年)

感染者数 死者数
2022年 383人 10人
2023年 605人 34人
2024年 956人 59人

過去数年を見ても、患者数・死亡数ともに増加傾向が続いており、今年も同様の懸念が示されています。

〇感染経路と注意点

・生焼けの豚肉の摂取による直接感染
・調理中の豚肉との接触(特に手に傷がある場合)
・調理器具の共用(例:生肉用の箸と加熱済みの箸を併用)

とくに糖尿病、腎臓・肝臓病、アルコール性肝障害などの基礎疾患を持つ方は感染リスクが高く、注意が必要だと伝えられています。

本誌では何度も注意喚起していますが、現地の人と同じものを食べることがエライわけではありません。
現地の人も注意を無視して、なくなっている人が大勢いることを先ずは知ってください。

 

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る