タイ環境大臣。海や川で灯篭を流さないで下さい。パン製のクラトンは水質汚染に繋がり有害です。

タイの資源・環境大臣であるチャルームチャイ氏は、11月15日に予定されているロイクラトンの日に向けて、「海でのロイクラトンは、海や川を汚染する行為だ」と警告し、ゴミを出す活動を控えるよう呼びかけています。

大臣は、ロイクラトンの活動場所を(川などではなく)閉鎖空間に限定することで、ゴミの回収が容易になると提案しています。

今年のロイクラトンでは、環境に優しい活動への参加が推奨されています。
具体例として、魚を放す、寺での寄付、河川や海岸でのゴミ拾い、オンラインでのデジタルロイクラトン、植樹や自然保護活動などが挙げられています。

また、タイ公害管理局長のプリヤポーン氏によりますと、2023年のバンコクでのロイクラトンで回収されたクラトン(灯籠)は639,828個で、うち618,951個が自然素材、20,877個が発泡スチロール製でした。ゴミ削減のために小さなクラトンや家族やグループで共有する形が推奨されています。また、自然素材のクラトンは約14日で分解され、回収や処理が容易だと述べています。

一方、パンで作られたクラトンについては、閉鎖水域での使用が推奨されていません。
水中で分解しやすく、魚が食べきれず水質悪化を招くためです。

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