タイの大手テレビ局で大規模なリストラ。業界の競争激化のため、30%の経費削減を早める。

11月6日、タイの大手テレビ局で大規模な動きがあり、経営陣が全社員を集めて、組織再編を行うと発表したと報じられています。

地元メディアによりますと、同局の経営陣はメディア業界の収益減少とコンテンツ制作における激しい競争が影響し、収入が目標に達しない一方で、固定経費は高いままであるため、30%の経費削減を図るために大規模な人員削減が必要と判断したとのことです。

当初は2024年のソンクラーン(タイ正月)後に組織再編を予定していたものの、延期が困難となり、早まったと伝えられています。

今回の人員削減は、希望退職や早期退職制度を設けるのではなく、各部署の業績評価に基づき、各部門の管理者が11月末までに解雇対象者のリストを提出する方式が採られ、2025年初めから適用されることになっています。

この発表により、同局の社員の間には動揺が広がりました。
同局は一般には良いイメージで知られており、経済的な問題で人員削減が必要になるとは想像されていなかったため、当事者にとっては青天の霹靂だったにちがいありません。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る