生の豚肉や豚の血に入ったイサーン料理にはご注意を! 豚レンサ球菌で12名が死亡。

タイ旅行に来たら、「地元のタイ料理をいろいろ試してみたい!」そんな気持ちになるのはごく自然のことかと思います。
しかしタイ料理の中には、一部気をつけなければいけない料理もあります。

タイ疾病予防管理局は10月5日、今年1月から9月の間にタイで12人が豚レンサ球菌による感染症で死亡したことを明らかにしました。

この期間中に合計149人の患者が感染し、そのほとんどがタイ東北地方(イサーン)の南部地域に住んでいることが報告されています。
最も多くの感染が確認されたのはナコンラチャシーマー県で、89件の感染と6人の死亡が確認されており、続いてチャイヤプーム県で31件の感染と4人の死亡、スリン県で16件の感染と1人の死亡が報告されています。

患者の多くは65歳以上で、次いで55~64歳、45~54歳の年齢層が多かったです。

豚レンサ球菌に感染すると、発熱、頭痛、風邪の症状、聴力低下、呼吸困難、心拍の増加、低血圧、目の痛み、赤目、視力のぼやけなどの症状が現れる可能性があります。

この感染症の発生は、生の豚肉や豚の血の摂取に起因していると考えられており、これらは一部の東北地方の郷土料理に使用されていることがあります。

また、生の肉を扱う際に傷口があると、食べる人だけでなく料理をする人にも感染するリスクがあると伝えられています。

写真はイメージです。記事内容とは無関係です

 

一部の人は、生の豚肉にライム(マナオ)をかければ、殺菌効果があると信じている人がいますが、豚レンサ球菌は70度以上の熱で10分以上加熱する必要があるので、それは誤解であることを強調しています。

タイ人に薦められて勢いで食べるケースもあるかと思いますが、せめて何が入っているか確認してから、口に入れた方が良いかと思います。
タイ人と同じことをするのが、エライわけではありません。

 

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