バンコク首都圏の不動産市場、スクンビットのコンドは堅調。注目エリアにラマ9、バンナー。
- 2026/9/23
- 不動産情報

タイ政府住宅銀行(GHB)傘下の不動産情報センター(REIC)は、2026年第2四半期(4~6月)のバンコクおよび周辺5県の住宅市場について、コンドミニアム販売が前年同期比19.5%増加した一方、戸建てなどの分譲住宅は11.4%減少したと発表した。
開発業者が新規供給を抑える動きも広がっており、住宅市場は在庫調整を伴う転換期を迎えているという。
バンコクとノンタブリー、パトゥムタニー、サムットプラカーン、サムットサコーン、ナコンパトムの首都圏市場では、販売中の住宅が計21万4,083戸となり、前年同期比9.6%減少した。
新規販売戸数は全体で2.6%増えたものの、物件タイプによって明暗が分かれた。
コンドミニアムは19.5%増と回復した一方、分譲住宅は11.4%減となった。
販売在庫は、10.2%減の20万2,414戸。
現在の販売ペースが続いた場合、在庫消化には全体で約52カ月かかると推計されている。コンドミニアムは約39カ月なのに対し、分譲住宅は約67カ月と長く、戸建て市場の販売低迷が目立つ。
◆スクンビットのコンドミニアム販売、138%増
バンコク都内ではコンドミニアム需要の回復が鮮明となった。
新規販売は前年同期比14.7%増え、特にスクンビット地区では138.6%増と大幅に伸びた。
同地区の在庫消化期間は約16カ月と推計されている。
一方、プラカノン~バンナーやスクンビットの一部では、1,000万バーツを超える分譲住宅の新規供給に対して販売が伸び悩んでいる。

◆住宅購入層の「二極化」進む
REICは、市場の背景として住宅購入者の二極化を指摘する。
高所得者向けの「High-End & Luxury」市場では、好立地や広い居住空間、高度なセキュリティーなどを備えた物件への需要がある一方、中・低価格帯では住宅ローン審査の厳しさが購入の障壁となっている。
また、鉄道網の拡大によって、バンコクの都市構造そのものも変化している。
従来の都心一極集中から、鉄道沿線を中心に複数の都市拠点が形成される「ネットワーク型都市」へ移行しつつあるという。
REICは今後の注目エリアとして、ラマ9世通り~ラチャダーの「New CBD」と、バンナー~スワンナプーム~EECを結ぶ東部ビジネス地区(EBD)を挙げている。






































