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日系企業も多数!シノタイタワーに捜査のメス。プリンス・インターの株主2名に事情聴取。
- 2025/10/24
- 事件(タイローカル)

10月24日、プリンス・インターナショナル社が、陳志(別名ウィンセント、37歳、英国籍・カンボジア系)率いる「プリンス・ホールディンググループ」と関係している可能性があるとの疑惑が浮上している。
陳志は、米国当局からカンボジアでの詐欺犯罪集団に関連する詐欺・マネーロンダリングで告発されている。
しかし後に、プリンス・インターナショナル社は、契約期間は2023年10月1日から2026年9月30日までシノタイタワーを借りてオフィスを運営しているものであり、事業内容は不動産仲介業で、米国当局が資産凍結した陳志のグループとは全く別の会社であること、シノタイタワーや建物オーナーとも関係がないと説明している。
また、建物を貸し出すHTR社も、シノタイタワーの不動産事業者として、賃貸・管理業務を行う会社であると説明。プリンス・インターナショナル社は7階のオフィスを借りており、タイ国内の顧客に不動産仲介サービスを提供するだけで、いかなる形の不正・汚職にも関与していないと強調している。
DSIによる聴取の経過
しかしながら10月24日9時30分、バンコク・スクンビット21(アソーク)にあるシノタイタワーで、特別捜査局(DSI)らの捜査チームにより、プリンス・インターナショナル社の株主2名(プリットワット氏とウティチャイ氏)の事情聴取が行われた。
聴取内容は、事業の経緯、業績、プリンス・ホールディンググループとの関係の有無、他社への出資状況などについてである。
株主が「関係がある」と回答した場合も「関係がない」と回答した場合も、全て記録される。関係がある場合は、関与の範囲・期間・現状なども追加で聴取されるという。

<プリンス・インターナショナル社の概要>
設立:2022年9月1日
資本金:200万バーツ
事業内容:不動産仲介
取締役:ワン・ユータン氏(中国または台湾籍)
※取締役は1名のみ、ワン氏が株式の49%を保有
会社は2023年に資本金を100万バーツから200万バーツに増資。
事業目的は2022年に日本からの輸入品販売(装飾品、衣類、食品など)であったが、2023年に一般小売、2024年8月には不動産仲介業に変更、2025年6月には完全に不動産仲介業に移行している。






































