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非人道的?! タイのコンド販売、なぜ「旗振り・看板持ち」が必要なのか? 日給はいくら?
- 2025/9/21
- もっと知りタイランド

タイ・バンコクの中心地を歩くとデジタルサイネージがあちらこちらで見かけますが、一方で、昭和かと思うような宣伝手法ービラ配りや看板持ち、旗を振るなどーも依然として残っていることがわかります。
特に住宅やコンドミニアム販売では、週末に現地販売会を盛り上げる要素として、依然このような宣伝首相が用いられています。
本当に効果があるものなのかどうかは明確ではありませんが、少なくとも通行人の目を引き、来場を促す役割を担っています。
これらは、仕事を失った人や生活費が足りない人にとっての収入源ともなっています。
たとえば、65歳のプラニーさんは、現在バンコクの家族と暮らし、週末に広告看板を持つ仕事をしています。
午前9時から夕方5時半ごろまで働き、日給は約400バーツです。
高齢者手当(月600バーツ)だけでは生活できないため、この仕事が頼みの綱だと語っています。
彼女は政府に対し、高齢者手当を1,000〜3,000バーツに増額してほしいと訴えています。
また、50歳のノンヌットさん(仮名)は普段は市場でガイヤーン(焼き鳥)を売っていますが、週末には旗振りのアルバイトをしています。
日給は450〜500バーツで、炎天下での重労働だが、副収入としては大きいと語ります。
彼女は「人々が実際にプロジェクトを訪れるきっかけになる」と実感しているが、新規物件が減ったため募集人数も少なくなってきているといいます。
不動産大手サンシリ社のウタイ社長は、「看板や旗を持つ人を配置するのはマーケティングの一環で、通行人の目に留まりやすい。効果を数字で測るのは難しいが、販売戦略の一部として重要だ」と述べています。
あれで「コンドミニアム買おうかなあ」なんて人はまず皆無かと思いますが、本当に必要なんでしょうか。
非人道的な仕事にようにも見えますが、実際に雇ってほしいと思っている人もいる以上、無碍にもできません。
ただもう少し労働環境は、変えてあげて欲しいですね。