タイ洪水でトヨタもホンダも生産停止に! 部品供給網の寸断が原因、被害額10億バーツ超とも。

タイ各地で続く大雨と洪水の影響で、自動車部品の供給網に混乱が広がり、トヨタだけでなくホンダもタイ国内の自動車組立工場で生産を一時停止している。
タイ工業連盟(FTI)は、自動車関連を含む産業界の被害額が少なくとも10億1,800万バーツに上ると試算している。

ホンダ・オートモービル(タイランド)は、プラチンブリーとアユタヤの2工場で10月2~6日まで生産を停止。
特にチョンブリー県とラヨーン県で洪水被害を受けたサプライヤーが、生産に必要な部品を供給できなくなったことを理由としてあげている。

同社は10月7日の通常操業再開を予定しており、その後は残業シフトを追加して停止期間中の生産分を取り戻し、顧客への納車に対応する方針だ。
また、洪水被害を受けた従業員には休暇を認め、家族の安全確保や自宅などの被害対応を優先させている。

トヨタ・モーター・タイランドも、サムットプラカーン県のサムロン工場、チャチューンサオ県のバーンポー工場とゲートウェイ工場に加え、関連会社Toyota Auto Worksが運営する工場の操業を一時停止している。

タイ洪水でトヨタ4工場の操業、一時停止に。部品供給に支障、生産再開急ぐ。

タイではわずか3日間で320ミリを超える雨量を記録し、主要な物流ルートが広範囲で冠水した。
一部道路では車両の通行が困難となり、トヨタの「ジャスト・イン・タイム(JIT)」方式に必要な部品を予定通り搬入できない状況となった。
トヨタはサプライヤーと状況を確認しながら代替輸送ルートを確保し、早期の生産再開を目指している。

FTIによると、9月24~30日の洪水はバンコクと14県に影響し、被災地域にある加盟企業の約40%が影響を報告した。
機械設備や電気系統、原材料、部品、車両への直接被害に加え、生産停止や従業員の出勤困難、事業機会の損失などを含め、被害額は少なくとも10億1,800万バーツと推計されている。

特にチョンブリー県の工業地域で影響が大きいものの、FTIは主要な工業・物流地域で排水が進めば、自動車生産は通常水準に戻るとの見方を示している。

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