タイ中北部で干ばつが発生。例年より早くヨム川が干上がる

タイには大きな気候区分として雨季と乾季がありますが、(タイ人には3つの季節がある)毎年乾季になると地方の農村部では水不足で干ばつが発生することは珍しくありません。
しかし、今年の干ばつは通常より早く発生しているようです。

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ピチット県とスコータイ県を流れるヨム川が完全に枯渇し、チャンタブリー県の水源が少なくなるなどの干ばつが発生しています。

ピチット県の農民は、水を汲むために井戸を掘り始めたので、彼らは田植えを行うことができます。
井戸を掘るのはピチットの住民にとって目新しいことではありませんが、彼らは通常3月にこれを行います。

農業を営むプラディット・チムピポップは、地下から水を引き上げることが、彼の30ライを灌漑する唯一の方法であると言いました。
ヨム川は、ピチットのサムンガム、ポープラタップチャン、ブンナランとポータレー周辺を流れています。

農家に脅威となっているこの干ばつは、スコータイでも報告されましたが、プレーの当局は水不足を避けるためにヨム川に堤防を建設しました。

一方、チャンタブリーのカオソイダオ野生生物保護区のカオソイダオ滝の数量も少なくなっており、タイ東部の水源にも影響を及ぼしています。
野生生物保護区の関係者は、今年の干ばつは1か月以上早く訪れたと述べており、水力情報学研究所の所長であるスタット・ウィーサクン氏は、2020年8月にラニーニャ現象が南部に大雨と洪水をもたらしたとタイラット紙に伝えた。
この現象が続くとすれば、4月以降は他の地域でも定期的に雨が降るはずであり、今年の雨量は昨年より9〜10%多いはずだとも語った。

タイは食料生産自給率が高く、農業輸出国でもあります。
農業が地下水のくみ上げに頼ってしまうと、いつかは枯渇し、環境汚染のみならず、国の自慢の農業にも深刻な影響をもたらすことでしょう。
自然の力の頼るだけでなく、国からなんらかの補助が必要なのかもしれません。

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