仕事がないのか探せないのか。タイの大卒の兄が失業、19歳弟とゴミ拾い生活。母も事故で働けず。

タイ中部ノンタブリー県で、失業した大卒の兄と高校を卒業したばかりの19歳の弟が、飲食店やコンビニエンスストア周辺で廃棄された食品を探し、母親を含む家族3人の生活を支えているとタイメディアが伝えている。
一家は収入を失い、水道と電気も約2カ月前から止められているという。

◆一家を支えていた兄が失業、母親も事故

一家は母親と兄、弟の3人暮らし。
これまで家計を支えていた兄は大学の法学部を卒業しているが、失業後、新たな仕事が見つかっていない。

母親も荷台付き三輪車との接触事故に遭い、相手がそのまま逃走。
事故の影響で働くことができなくなった。

一家には収入がなく、水道料金と電気料金を支払えなくなったため、約2カ月前から水道と電気が止められているという。

◆兄弟で廃棄された食べ物を探す生活

生活が困窮したことから、兄弟は約1週間前から飲食店やコンビニ周辺を歩き、捨てられた食べ物を探すようになった。

弟によると、見つけた食品を家族3人で分けることで、1日3食を何とか確保しているという。

「ほかの人から見れば汚いと思うかもしれませんが、僕たちにとっては生きていくための食べ物です。仕事が見つかれば、もうこうした生活をする必要はありません」と話した。

寺院などに食事を求めない理由については、自分たちで廃棄食品を探す方が「誰にも迷惑をかけずに済む」と考えているという。

◆電気は外で充電、トイレはガソリンスタンド

電気が使えないため、携帯電話は外出先で充電し、インターネットは無料Wi-Fiを利用している。水は自宅の貯水タンクに残っているものを使用し、トイレは近くのガソリンスタンドまで歩いて利用しているという。

水道料金の滞納額は約3,000~4,000バーツ、電気料金は約7,000~8,000バーツに上る。

弟は、水道と電気の再開を支援してもらえればありがたいとしながらも、「誰かに迷惑をかけたいわけではない」と話した。

◆「同情ではなく、仕事があれば」

19歳の弟は現在進学していないが、将来について「勉強を始めるのに遅すぎることはない。機会があれば働きながら勉強したい」と希望を語っている。

兄弟は現在も仕事を探しており、廃棄食品を集める生活はあくまで職が見つかるまでの一時的なものだとしている。

また、自分たちを単に「かわいそうな家族」として見てほしいわけではないとし、仕事を得ることができれば現在の生活から抜け出せるとの考えを示している。

仕事は流石に選ばなければ何かありそうなものですが…。
お寺で食事を乞うことは別に迷惑をかけることでもないですし。
どこか、火垂るの墓の清太に似ている気がする…。

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