ミャンマー軍とカレン勢力の国境戦闘激化。タイ側住民が流れ弾避け避難、中国人詐欺集団スも逃亡。

ミャンマー軍と反政府カレン勢力の戦闘がタイ国境付近で激化し、ターク県メーソート側の住民が流れ弾から避難する事態となっている。

12月12日、ミャンマー軍第22軽歩兵師団がムーイ川沿いのカレン拠点を重火器で攻撃し、銃撃地点が国境に近いため、タイ側のメーコーンケーン村では住民が安全な場所へ逃げ込んだ。

この戦闘の最中、近くに住んでいた中国人詐欺集団10名が命がけでムーイ川を渡ってタイ側へ逃亡し、メーソートの治安当局に出頭。
当局が拘束し、必要な保護も行ったという。

タイ側では流れ弾が民家に着弾し、2棟が損壊。
国境警備隊が現地を調査し、被害を確認した。

家に被弾した住民は「突然銃弾が家に飛び込み、床下に隠れて難を逃れた」と語った。

ミャンマー側では軍がさらに増援を投入しているとみられ、国境地帯の“詐欺拠点”の掃討を狙っている可能性がある。
選挙を前に戦闘の激化が予測され、タイ側も軍・警察を増強して国境警備を強化しているという。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る