ミス・ユニバース買収から始まった虚栄の極み。JKN、虚偽開示で12月27日上場廃止に。

タイ証券取引所(SET)は、JKN グローバル・グループ(JKN)について、2026年度の財務諸表および 56-1 One Report に虚偽の情報が含まれていたとして、上場廃止の手続きに入ったと発表した。

虚偽開示は、株主や投資判断、株価に重大な影響を及ぼす可能性があるため、上場規則に基づき上場廃止の対象となる。

タイ証券取引所は、上場廃止前に 12月18〜26日の7営業日だけ売買を再開するが、すべての取引はキャッシュバランス方式で、投資家は前払いで購入する必要があるという。
また、この期間は 価格制限(上下限・Dynamic Band・Auto Pause)を設けないとし、投資家に特に注意を促している。
さらに、JKN は SET Index の計算から除外され、12月27日付で上場廃止が確定する。

SET は、問題となった財務諸表が依然として虚偽のまま訂正されておらず、証券取引委員会(SEC)が求めた修正済み資料や 2027年度の財務諸表も未提出であると説明し、株主に慎重な対応を呼びかけている。

ミス・ユニバースを買収したことで知られる「JKNグローバル・グループ」だが、代表のエーン・ジャカポーンはメキシコへ逃亡した疑いで逮捕状が出されており、先ごろのミス・ユニバースでは盟友ナワット氏の傲慢な態度が世界中の人びとに白日の下にさらされることとなった。
さらには、審査の八百長疑惑にも直面している。
全ては、エーンの虚栄のために始まったことなのだろうか。

 

元ミスユニバース運営のJKNエーン逃亡の理由に、詐欺事件の判決公判。当局は逮捕状発行!

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