タイ、「気候リスク指標」大幅悪化! 72位から17位へ。異常気象への脆弱性高まる。

11月29日、天然資源・環境省 気候変動・環境局(DCCE)は、ドイツの環境団体Germanwatchが発表した「気候リスク指標(CRI)2026」において、タイが17位に上昇(悪化)したことを明らかにしました。

2022年の72位から大幅に上昇(悪化)しており、タイが気象状況に対してますます脆弱になっていることを示しています。

CRIは過去30年間の異常気象の影響を評価するもので、タイは洪水、熱波、暴風などのリスクが増大しています。

■ 最近の出来事と高まるリスク

南部の洪水、特にソンクラー県ハートヤイでは、1日で350ミリもの豪雨が降り、これは過去300年間で例のない記録的降雨だと言われています。
この極端な気象は気候変動による降雨パターンの変化が原因とされ、大きな被害を引き起こしました。

CRIランキングの上昇は、今後こうした災害がより頻繁かつ深刻になるという警告でもあります。

過去30年で、世界では9,700件以上の異常気象が発生し、57億人が被害を受けたと報告されています。

■ 長期戦略

タイは中所得国として比較的発展しているものの、異常気象による被害は依然深刻で、最近のハートヤイ洪水でもその脆弱性が露呈しました。

公衆衛生省はすでに被災者へのメンタルヘルス支援や医療支援を実施しており、経済回復支援策も準備されています。

地球温暖化によって気象パターンが変化する中、異常気象が新しい日常になりつつあります。

そのため、タイはインフラ強化、早期警報の改善、カーボンニュートラルへの取り組みなどを通じ、気候変動の影響を最小限に抑える体制づくりを進める必要に迫られています。

その体制づくりが進んでいるようには、一ミリも感じませんが。

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