日本のタイ古式マッサージ店で発生した、12歳少女売春事件。
不自然なほどタイ側の反応が薄かったのですが、ようやく当局が動き出したようです。
日本の警視庁は、日本人が経営するタイ古式マッサージ店を捜索し、店内で売春を強要されていたタイ人少女(12)を保護し、店(リラックスタイム、東京湯島)の経営者:細野正之(51歳)を逮捕しました。
さらに世間を驚かせたのは、少女を日本に送り込み売春させていたのは、実の母親(29)だったことでした。
11月7日、タイ警察中央捜査本部人身取引対策部は、外務省から本件についての通報を受け、現在事実関係を収集中であることを明らかにしました。
この事件は、人身売買に該当する可能性が高いとタイ当局も認めています。
性的搾取を目的とした売買行為があり、被害少女は現在、日本の当局の保護下に置かれて、事情聴取および被害者識別の手続きが進められています。
日本での捜査・法的手続きが完了した後、女性はタイに送還される予定で、タイ側では人身取引対策部が受け入れを担当し、社会開発・人間安全保障省(พม.)など関係機関と協力して、事件の全容解明と証拠収集を進める予定だと説明しています。
関与した人物にはタイ人だけでなく、日本人が含まれる可能性もあると述べています。
報道によると、母親(29)はこれまでに日本、ベトナム、台湾などを含む計27回の海外渡航歴があると言います。
被害女性(12)は、普段は親族のもとで暮らしており、母親と一緒に生活することはほとんどなかったといいます。

日本人が関与していることは明白です。
タイ当局は、タイ側の実態解明をきちんとしてもらいたいものです。
タイ側がいつも中途半端な解明と対策で終わるので、いつまでたっても同様の被害者が後を絶ちません。
どちらか一方を攻めても、一向に解決を見ることはできない問題なのです。
余談ですが、この少女の生い立ちについて、この報道の前、個人のSNSでプロファイリングをしていました。
親族に預けられ、母親とほとんど一緒に住んでいなかった、という部分が、見事に一致しました。
この少女が、タイに戻されたとしても、親族のところや母親のところでは、また別の劣悪な環境に売り飛ばされる可能性が高いと思われます。
先ず、少女が安心して暮らせる環境が整ってからでないと、この負の連鎖が止まらないことを注視しなければなりません。
SNSなどでは、「買春の客」を処罰せよ!といった部分にばかりが盛り上がっていますが、少女のことを先ずは一番に考えてあげて欲しいものです。驚くほど、そうったコメントを見かけません。







































