バンコク、スクンビット地区で薬物密売組織の摘発。アラブ系男7人とタイ人女性を逮捕。

バンコクのスクンビット地区で観光客に違法薬物を販売していたとして、アラブ系の男7人とタイ人女性1人を逮捕しました。
これは、首都警察によるおとり捜査の結果だと述べています。

捜査は10月15日夜に行われ、観光客を装った潜入捜査官がスクンビット・ソイ3を歩いていると、数人のアラブ系男性に声をかけられたと言います。

捜査官は無線マイクを身に着けており、首都警察司令官がリアルタイムで作戦の様子をモニターしていました。

その後、捜査官は「ピラミッドの頂上に登るような体験をさせてやる」と誘われ、ソイ内の5階建て商業ビルに連れ込まれました。
最上階の理髪店の奥にある隠し部屋で、1錠2,000バーツの薬物を提示されたといいます。


取引が確認されると、司令官が待機中の警官隊に突入を命じ、全員を現行犯逮捕しました。

当初は潜入捜査官に売ろうとした薬物以外は見つからなかったが、麻薬探知犬2頭の捜索により、追加の薬物も発見されました。

押収されたのは、エクスタシー4錠、クリスタルメス3.3グラム、コカイン1.7グラム、覚醒剤2錠、マジックマッシュルーム、水たばこ(バラク)器具、密輸タバコなどでした。

タイ人女性はチャロンカワンと特定され、「薬物取引は知らず、ビル内で美容室を経営し、マリファナだけを販売していた」と主張しています。

一方、アラブ系の男たちは「自分たちは雇われただけで、雇い主(ボス)の指示に従っていた」と供述。ボスの身元は現在も捜査中です。

警察によると、このグループは以前から同地区で活動しており、外国人観光客を脅したり、地元住民の迷惑になっていたとのことです。

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