バンコク、第2のチャイナタウンに佇むスピリチュアルな場所「ホイクワン ガネーシャ祠」
- 2025/8/24
- バンコクとその近郊

バンコク第2のチャイナタウンにある「ホイクワーン ガネーシャ祠」は、地元の人々だけでなく、外国人旅行者からも愛されるスピリチュアルな名所となっています。
この祠は「願いを叶え、成功をもたらす」と信じられており、加護・智慧・人生の障害除去を求める参拝者が多く訪れます。設立当初は交通事故防止と地域の安全を祈願して交差点に建てられ、地元の高名なスチャート師が、障害を取り除く神として崇拝されるヒンドゥー神・ガネーシャ像を安置しました。
ガネーシャの鼠「ムーシカ」へのささやき
この祠で特徴的な信仰実践の一つが、ガネーシャの騎獣(ヴァーハナ)であり仲間でもある鼠「ムーシカ」の耳元に願いをささやくというものです。
参拝者は、ムーシカがその願いを直接ガネーシャに届けてくれると信じています。
成功・財運・人生の導きを求めて、多くの人が静かにこの儀式を行います。
他の神々も祀られるちゃんぽんな聖地
祠にはガネーシャのほか、ラーフ神やシヴァ神も祀られており、信者は自らの信仰に応じて多様な儀式を行うことができます。
これは、タイのヒンドゥー信仰における寛容性と融合的な宗教実践を象徴しています。
緻密に作られた神像は参拝者に敬虔な印象を与え、撮影スポットとしても有名です。
アクセス
MRTブルーライン「ホイクワン駅」4番出口から徒歩ですぐ、車でも容易にアクセス可能です。
小さな空間ながらも「エネルギー・祈念・信仰」が調和する場として、この祠は人々を惹きつけ続けています。信者であっても旅行者であっても、ここを訪れればバンコクの精神文化の一端を垣間見ることができるでしょう。